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元厚生次官ら連続殺傷 2回公判(11) 「私は君が心配なんです」鑑定医を“鑑定”する被告(産経新聞)

元厚生次官ら連続殺傷 2回公判(11) 「私は君が心配なんです」鑑定医を“鑑定”する被告(産経新聞)

 《小泉毅被告(47)の精神鑑定を行った獨協医大越谷病院の井原裕教授への証人尋問が続いている。自ら井原教授に質問する機会を得た小泉被告は、一字一句確認するような口調で、質問を投げかけている。井原教授は苦笑混じりに答える》

 被告「君の『イライラ事件』の中で、印象に残ったのは、君は『母親が心配している。何か伝えたいことは』と私に質問しましたね?」

 証人「かもしれませんね」

 被告「私が『伝えたいことがあっても、精神鑑定医には言わない。弁護士に言う』と答えたら、君は怒りを押し殺した口調で『どんどん弁護士に言えばいい』と憤りましたね?」

 証人「弁護士との信頼関係の証し、と受け止めましたよ」

 被告「君は、私から信用されていないことが、そんなに悔しかったのですか」

 証人「私も長く精神鑑定をしてますけど、被鑑定人に信頼されたことなんか、1回もありませんよ」

 《苦笑いを浮かべる井原教授。法廷にも失笑が広がる》

 被告「米軍の精神科医が銃を乱射して人を殺しました。精神科医が、ミイラ取りがミイラになることはあるのですか? 井原君は大丈夫なのか、という質問です」

 証人「…大丈夫です」

 被告「私は君が心配なんです。面接中に異常な行動が多かったから。うつむいて薄ら笑いをしてみたり、怒ったような表情をしてみたり」

 裁判長「あなたがそう見えた、というだけですね」

 《精神鑑定医を小ばかにしたような質問を続ける小泉被告を、伝田喜久裁判長がたしなめる》

 被告「じゃあ、別の質問をします。統合失調症に関する質問は、あまりに幼稚と思いませんか。何を答えれば、正常か異常かが、すぐに分かる質問でした。答える方がコントロールできると思いませんか?」

 証人「精神鑑定の定石の一つなので、念のためやったんです。お決まりでね」

 《ここで、また小泉被告が質問を変え、大きな声で井原教授に問いかけた》

 被告「ところで、君は犬を飼ったことがありますか?」

 《法廷には、さざ波のように苦笑が広がる》

 裁判長「…ちなみに、ありますか?」

 証人「飼ったことはありますよ。だけど、いろいろ世話も大変でね。元の飼い主のところに戻しました」

 被告「君にとっての飼い犬とは、どういう存在ですか?」

 裁判長「精神鑑定と関係ないよ」

 《質問は何度も脱線し、その都度、伝田裁判長が軌道修正を図る》

 被告「君は『社会への不満がある』と言うが、君にとっての社会への不満とは何ですか?」

 証人「私も社会にはいろいろ不満はありますけど、ここはそれをしゃべる場ではありませんから」

 被告「どういう意味で、鑑定書に『社会への不満』と書いているのか聞いている」

 《ここで、小泉被告が“演説”を始めた》

 被告「なぜ、こういう質問をするか。『社会への不満』と書いてあるから。私のことを理解していない証拠だ。私は、社会への不満は全くない。そういう漠然としたものに不満はないし、興味すらない」

 「私は具体的な事件や事故には、興味を持ったり、時には憤りを感じたりすることはある。なぜ、具体的な事件・事故を、社会という漠然としたものにすり替えるのか。私にはそういう発想はない。何も答えになっていない。私はどんなことに対しても答えを出したい人間なんです。私は、人生ですべてのことに自分で答えを出してきた。今回の事件は、その答えの一つです」

 《精神鑑定書などに「社会への不満が動機」と記述されていることが、小泉被告には我慢ならないようだ。小泉被告の“演説”はさらに続く》

 被告「挫折をしたというが、どういう意味ですか。君は一般論として、大学中退を挫折ととらえるのか?」

 「私は大学で、授業に出ず中退したが、自分の人生にとって、大学は一番楽しい時代だった。それを挫折というのか?」

 「(勤務先の)会社が変わるとなぜ挫折なのですか? 会社を変わるたび、給料が上がったのは挫折ではない」

 《「挫折」の定義にこだわる小泉被告。井原教授はうんざりした様子ながら、質問にはきちんと答えた》

 証人「…結局これらのすべてが、小泉さんの中で建設的にとらえられている。これを挫折としないのは、小泉さんのポジティブ・シンキング、前向き志向なのだと思いますよ」

 被告「鑑定書の中に、社会に対して怒り、殺意を持ったとあるけど、君は私の調書や、両親への手紙をすべて読んだのではなかったのですか?」

 《井原教授は「ええ」と答えた》

 被告「だったら、私が何に対して怒りや憎しみを感じているのか、分かるはずです。だから、精神鑑定をいい加減にやっている、片手間にやっているという、さっきの話に戻るんです! 世間への不満表明と鑑定書に書いていること自体、私を何も理解していない!」

 《ここで、検察官が小泉被告の質問の仕方について伝田裁判長に異議を唱えた。それを受け、裁判長も小泉被告をたしなめる》

 裁判長「1時間取ってますけど、時間も押してくるから、簡潔に質問だけして」

 《小泉被告は再び質問を始めた。井原教授をにらみつけるように、質問を次々と浴びせかけた》

 被告「…それは、君がうそばかりつくからだ。私はあの鑑定期間中は、常に鑑定医には感情を表さないようしゃべったつもりだ」

 証人「その通り。誠実に応じていただいた小泉さんには、深く御礼申し上げたいですよ」

 《こうしたやり取りが続き、小泉被告の質問は終了。最後に弁護人がいくつかの質問をして、反対尋問は終わった。再び検察官が質問を始める》

 検察官「主尋問から、だいぶ時間もたちましたので整理いたします。まず動機の面。殺処分行政を含む、犬のことだけでは、動機の全体像は分からない?」

 証人「おっしゃる通り」

 検察官「元社会保険庁長官の方や、建設会社社長や保険会社の会長(への殺意)。こういった部分も無視できない?」

 証人「きわめて重要なことです」

 検察官「このほか、社会、表現が微妙なところですが、世間に対する、何かの不満は背景として無視できない?」

 証人「そう考えてます」

 検察官「被告の知能の高さについて。弁護人からは十分な検査がない、という問いがありましたが、検査全体を通して、知能レベルは見えるものですか」

 証人「おっしゃる通りです。今の尋問のやり取りを見ても、知恵のない人ができるものではないことは分かるでしょう…」

 《やや疲れた様子の井原教授。小泉被告は発言をメモしているのか、下を向いて机にペンを動かしている》    =(12)へ続く

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